発達障害者の著書を読む①永田カビ
ども、ぽんこちゅです
今回は、発達障害者の書いた本について、読んでみて思った事などを書いていこうと思います( ˙꒳˙ )
※永田カビさんは、著書内では名言していませんが
発達障害者として認識しています。
[さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ]
この表紙は見た事ある!という人も多いんじゃないだろうか?
家に居場所を見つけられず、動けずにいた主人公(著者)が、
自力で階段をかけあがろうとする話。
タイトルにさびしすぎて…とあるが、寂しいから風俗に行ったというよりも
物理的に人と交流をする事で、自分の求めるものを明確にしていこうと行動しているように感じた。
以下ネタバレあり↓↓↓
読んでみての感想。
家に居場所がない、家族といても満たされない、寂しい、と感じているカビさん。
私も実家に住んでいる時は同じ気持ちだったので、とても共感できる。
家族の期待に応えられず、認められず。
カビさんは鬱と摂食障害になっていて、仕事中でも無理やり時間を作り食べ物を押し込んだりしている。
そんな行動をとりつつも、本人なりに頑張って働いていても
母からの言葉は「でも正社員じゃないんでしょ?」だ。
父からもカビさんへの接触はほぼ無くて、鬱にしろ摂食障害にしろ
家族がカビさんの事を理解する気が全く無いように見えた。
ちょっとした事で凄く悩むカビさん。
みんなと同じ事が、普通にできない。
ストレスで自傷を繰り返し、
腕にはリストカット跡
頭には抜毛癖によるハゲ
また、本人も言っているが
母に対する依存心が強い。理解を得られずに酷いことを言われても、母親にべったりなのだ。
しかしそれじゃいかん、と
母ではなく他者に交流を求めて
レズ風俗店というものに辿り着き、触れる事で得られる癒しや、自分が求めている事などに気づく。
永田カビさんの著書は、
共感できるという点ももちろんだが
絵柄が可愛く、また、漫画での説明が凄く上手い。
なんて言ったらいいのかな、これ…という物に
絵やセリフをつけて表現するのがとても上手だ。
モヤモヤした物に輪郭をつけてくれるような漫画。
また、[さびしすぎて~]では自分で自分の居場所や性格を探ろうと
ポジティブに行動しているので、読んでいて応援する気持ちになれた。
カビさんの頭にはハゲがあるが
それについての書き方も重苦しくなく
同じハゲがある私からしたら、少し気持ちが楽になった。
周りから理解が得られない、
でも自分の居場所がほしい!
がんばろう!と前向きに行動している本。
こういう(レズ風俗)、自分の見つけ方もあるのだなと関心した。
②に続きます。