【結婚】発達障害者との生活【カサンドラ】
こんにちは、ぽんこちゅのマリチカです。
今までバツイチ独身アラサーとして書いてきましたが、1番更新が滞ってる時に結婚をしていました。
今現在私は共働き主婦です。( ・`ω・´)キリッ
ちなみに生活力?は相変わらずないので
食事や生活用品の買い出し、ゴミ出しなど諸々の管理は夫がやってくれています。
前回、恋人に障害を告白した時を書いたのですが
今回はほとんどその時の続きのような感じです。まず前回書いた「子供を産めない、障害がある、生活力の低さ」などを伝えて
それを理解してくれた上でお付き合いをし、結婚に至りました。
不満ある?と聞くと「特にないけど、料金の支払い忘れとかは気をつけてね」と言われる感じです(既に何回も支払い用紙をなくしたりしている)
※私が子供欲しくないだけで、発達障害だと子供産むのは良くない!とは思ってないです
という感じで私の2回目の結婚は特に喧嘩も起きずわりと順風満帆に過ごしているのですが
掲示板などで「発達障害の被害者の会」「カサンドラ症候群」などのスレッドを見るとなんとも言えない気持ちになります。
結婚したら酷い目にあった、夫が宇宙人みたいで話をわかってくれない、なのにこの大変さを誰も理解してくれない…など。
私自身、アスペルガーの人と付き合ったことがあるのですが
私以上の協調性のなさに「一緒にいるのに寂しい」「何を言っても通じない」と心が折れて別れてしまったことがあります。
私も空気が読めない、協調性がないと評される事が多いのですが
「人から嫌われたくない」という気持ちが強いため、私大丈夫かな?とすぐ振り返ったり
自分なりに気をつけています。
でもかなり協調性の低い人だと
嫌われることを気にしないのか?とにかく自分が主体で「こうだから、こう」という自身のルールを崩さない…というのが
付き合ってるだけでも相当なキツさでした。
周りに相談しても「男の人ってそんなもんじゃない?」と言われるし
これがもし結婚だったら「でもその人を選んで結婚したのはあなたでしょ?」と言われるんだろうなと思っています。
あくまで私の付き合った人は、ですが
☆わざとじゃなかったら謝らない(うっかり手が当たってしまったなどの事故など)
☆自分が怒られないためにすぐバレるような嘘をつく(基本的に保身第一)
☆何時に起きて何時に寝るのルーティンを変えられない
☆常に穏やか?で表情も殆ど変わらないのにものすごく頑固
☆ナチュラルに自分のことしか考えられない
☆相手の立場で考えられない、考えようとしない
☆報連相はできない(情報の共有ができない)
☆思い込みが激しい
☆私以外に対しても失言が多い(本人は無自覚)
☆失言に対して相手がイラッとしたり傷ついた反応を見せても気づかずなんなら追い討ちをかける(無自覚)
☆基本的に人の顔色は読めない
☆問題が起きて話し合いをしても「俺はこう思ったから」で話が全て振り出しに戻る
といった感じでした。
あくまで本人の中の辞書というかルールがあり、それを状況に応じて変えられない。
他人が困ってるから自分のルール(ルーティン)を変えよう、とはならない。
優先順位は常に自分が1番。
私はそのタイプではないのでわからないのですが、相手に嫌われる事が特に気にならないのだろうか…?
気持ちや情報の共有を必要としてないんだな、と感じることが多かったです。
俺はこう!で全てが完結。物静かなオラオラ系。
人と一緒に生活していく上で「共有」が欠けているとこんなに辛いのか…と感じました。
あとこれを書くにあたって気になったのですが、
発達障害、ADHDとの結婚で文献を探すと大抵は「夫がADHD」という内容が多い。
私が思うに、ADHDやアスペルガーとしての症状が出ていても「男ってこんなもん」で片付けられる事が多いまま成長、結婚した場合が多いんじゃないかなと。
また昔であれば、男の人は家庭でめちゃくちゃだったとしても稼ぎさえあればみたいな風潮があったので(女は専業主婦が多かった時代)
共働きも増えてきた現代になってやっと「やっぱりうちの夫おかしいんじゃないの!?」と認知されてきた気がします。
というか、稼ぎもそんなになくて家庭もめちゃくちゃだったら我慢して結婚生活続ける必要性は…(;-ω-)ゞ
私の父も発達障害の診断が出ているんですが
祖母は父に激甘で「男だからこんなもんでしょ」で育ててきた結果とんでもない性格に育っています。
ADHD特有の衝動性や協調性のなさをいかんなく発揮し、何度も美味しい話にとびついては失敗を繰り返して
有名なマルチ商法は完全網羅したんじゃないか?というくらい手を出したり
基本的に影響を受けやすく、いいかも!と思ったらすぐ実行にうつしてしまい
妻子がいるのになにも相談なくよく借金を増やしていました。
これはもう障害云々より本人の性格の問題ですね。
発達障害だから仕方ない、というより「それを問題視されてこなかった、本人も問題視してこなかった」の結果。
また、1度離婚を経験して思ったのですが「人は変えられない」。
結婚したら変わるだろう、子供ができたら変わるだろう、というのはものすごく危険だなと。
というかそれで変わった人を身近で見たことがありません。
それで許される環境で成人するまで生きてきた人に「父親としての自覚をもって」や「病める時も健やかなる時も愛を誓う」などの言葉を使ったところで
大抵の場合は変わらない。
離婚を推奨してるわけではないですが、
発達障害のパートナーとして悩む人が少しでも減ればいいなと思います。
発達障害だから!などはそこまで重要ではなく。
もし離婚を考えたとしても「障害を理由にパートナーを見捨てるのか」と自分を責めないで下さい。
本人が自分の特性を理解せず歩み寄らないのは「障害」ではなく「性格」です。
ここすごく重要です。
カサンドラで悩む人が少しでも減りますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました!:*:・(*´ω`pq゛